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待ってました、春

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初めまして、2月から本店に入店いたしました中野です。
これからどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
日々施術させていただいきながらタイマッサージというものは あ、深い。
深いな~。
と実感。
さて、先日お休みをいただいていたので午前中に万代のシネウィンドへ行って映画を見てきました。
皆さんは行かれたことはありますか?シネウィンド。
以前より改装されてきれいになりましたよね。
中では鳥がさえずっています。
「手をつなぐ子等」
監督 稲垣浩   脚本 伊丹万作
出演 笠智衆 香川良助 杉村春子 徳川夢声
初公開 昭和23年
心から「この映画を見れて良かった」と思いました。
日本にはこんなにも良い映画があってすばらしい俳優がいたのですね。
戦後3年しか経っていないのにこういった考え方を持つ教師が映画になっている事に驚きましたし、友情の中で巻き起こる色んな経験と時間が生徒たちの心情と表情を変えていき、本当に胸を打つものがありました。
素直さ、感謝の心、大切な事とはなんだろうか….
家族や友情、恩師….
この時代は斬新さ、バーチャル、あふれんばかりの情報に取り囲まれています。
だから素朴なものや昔の文化に出会うことがなかなか難しいです。
日々悩んだり考えたりする事の答えみたいなものをこの時代から見つけようとするだけではなく、先人が作ってくれた昔の素朴な作品からも見出せるし、心に種が植えられるような染み渡る感動をいただけるんだなぁと思う今日この頃であります。
この映画はもう上映終了してしまい、DVDやビデオ化されていない作品なので、紹介しておきながら恐縮ですが、どんな物語であるのかご興味のある方はストーリーを簡単に書いてみたのでよかったら読んでみてください。
ストーリー
時は1937(昭和12)年、場所は京都市に近い町。
中村寛太は幼少時に大病にかかった事で脳障害を抱えてしまい特異児童とされていた。3回も学校を変わっても先生は皆寛太に対してサジを投げてしまう。もの覚えが悪いが親とすればひとしお可愛い寛太であった。なんとか寛太をそだててくれる先生はいないものだろうか、そんな時父親は気になる寛太を母一人の手に残し戦争へと召集されてしまう。母はあわてた。そしてもう何回となく足を運んだ小学校の門を今日は一層沈うつな面持ちでくぐった。
だが何という幸運だろう、松村訓導という児童の教育に熱意を持っている先生が寛太の事を受け持つ事になる。松村訓導は他の生徒にたいし「中山君に親切にできるかできないか、それによって皆は自分の義侠心が本物であるかないかを試すことができるのだ。」と告げる。
松村先生は寛太をその温かい胸に抱き、生徒にはあくまでも自発的な行動をと指導をし、周りの生徒は寛太が学校を好きになるように皆で協力し始める。
するといやでいやでしょうがなかった学校が寛太にとって面白い所と変わり、大好きな先生がいるし自分に親切にしてくれる奥村君など多くの友達ができたので、毎朝小使が校門を開けるとそこにはすでに寛太がカバンをぶらさげてニコニコしながら学校が始まるのを待っているほどまでに変化していく。
もう大丈夫と思っていた矢先、山田金三という札つきの悪童が寛太のクラスに入ってくる。金三にとって寛太の存在は手ごろなおもちゃのようでありいじめが始まる。下級生の子分どもを集めてはあくどいいたずらをする。しかし寛太の善良さは金三の悪意を読み取ろうとしないので、金三にはそれが寧ろもの足りない。いたずらをしても一向に手ごたえがなくいらいらする。もともと金三も孤独な子供であったのだ…村松訓導はそれを知っていたから、村松は金三が自分自身で気づいて変化するという事を辛抱しつつ待っていた。
級長の奥村を呼んで生徒の協力が絶対必要であると寛太と山田の事を相談する。そして村松訓導と生徒たちの愛情と共同の力はやがて、孤独で意地悪な性格を持つ金三に素直さをもたらし、脳障害をかかえる寛太に友情や学ぶことの楽しみを知り味わうようになり、同時に周りの生徒たちも一歩一歩精神的な成長をしていくのである。
長文失礼しました。。。
いやはや
これからも温故知新。
そして俳優・笠智衆。
大切にしていきたいです。
皆さま、邦画に限らず古い映画でお勧めなものがありましたら是非教えてください
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