母と断捨離
こんにちは間瀬です。
本屋などでもよく目にする「断捨離」ですが、
断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる
との事。要は自分とモノとの関係を問い直し、暮らし・自分・人生を調えて行くプロセス。
引き算の解決方法によって停滞を取り除き新陳代謝を促す。人間のからだと一緒ですね。
でも実は私自身それほどこの言葉に敏感だった訳じゃないんです。
最近実家の片付けを母がものすごい勢いでこなしていて、ちょっと帰る度に押し入れが一つずつ
やけにすっきりしていっている。分類、整理が得意な母の片付け意欲に拍車がかかっている感じ。
私や姉達が意識なく置いて行った物たちを処分するか判断してとメールでも言われる始末。
今やっておかないと、他にやる人居ないでしょ、と言うが。腰を痛めつつ押し入れに収納グッズ(棚やラック)をいつの間にか設置しているのでほんとにすごいと尊敬してしまう。
断捨離に関連して、最近寺尾オーナーとも話していたのですが、ものを捨てるすべとして触った時にときめくかときめかないか、で判断すると言う方法も話題ですね。
母はこれを実に合理的にこなしていると思う。まだ使えそうだからちょっと保留、と言う判断は今の彼女にはあまりなく、
例えば中身のなくなった衣装ケース、もう使わないだろうと言う灯油ストーブ、私が、ちょっといるかも知れないから考えさせて、と言う間もなく、あっという間に粗大ゴミへ。
顔も知らぬ祖父の古ーいアルバム、これを処分したのにはちょっと驚いたが、もう多分見る人もいないだろう。
『実家を思い出の墓場にしてはいけない』と言う言葉がこの片付け術の話の中にあったが、私もいつかまた帰ったときに考えよう、と思ってそのままのもの、たくさんあってドキッとした。
一人になった母は、家族皆の「断捨離」をある意味背負っているんだと思う。
一気にそこまでやる必要ある?!と思ったりもしたけれど、無意識的に家の中の停滞を取り除き、
新しいもの(ひと)が入って来やすい空気を作ってくれているんだな、と改めて尊敬と感謝です